自由雲台の自由度を抑制してみる

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野鳥観察に適した雲台は?

こんにちは、リゲルインテリジェンスです。

2年ほど前から趣味の野鳥撮影にミラーレス一眼を使用するようになって、機材の小型・軽量化が急速に進みました。開放でF11のような暗いレンズは、これまでの光学式ファインダーのカメラでは使う気になれませんでしたがミラーレスの電子ビューファインダーは明るく映してくれます。さらにF値が大きな暗いレンズは小型&軽量に出来て設計にも無理が少ないので安価になります。唯一「暗い」ことでISO値が上がりがち=画質が落ちる、ですがセンサー周りの技術向上でデメリット感は少なくなりました。

というわけでカメラ&レンズの軽量化に伴いそれを支える三脚と雲台もゴツくて重いものはすっかり出番が減って、最近は軽量カーボン三脚&自由雲台の組み合わせで持ち出すことがほとんどになりました。
雲台は梅本製作所さんの自由雲台を長いこと使っていて、特にアルカスイス互換クランプを取り付けてからは使用頻度が上がっています。

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アルカスイス互換クランプ化にあたり元のカメラ取り付け部は切断しており、元には戻せません。
(梅本製作所さん、ごめんなさい、、)

この雲台の特色として、ボールを押さえるカップ部分が本体に対して回転出来ることがあげられます。カップには縦位置撮影の時などに深く倒せるように切れ込みが入っているのですが、この切れ込みの位置がロックノブに対して好きな位置に設定出来ることになり、固定位置の自由度が非常に高くなります。

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さらに雲台ベース部のパン(水平)方向も回転するようになっており、これらの可動部がロックノブひとつで全て固定出来ます。工作精度の高さが素晴らしいです。

先に説明したカメラ&レンズの他に野鳥観察用のフィールドスコープ(望遠鏡)もこの雲台に載せています。フィールドスコープはカメラ&レンズよりもずっと軽量ですので固定は全く問題ありません。

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自由雲台の欠点として横倒しになりやすいのですが(特に梅本雲台はその自由度の高さも相まって)、慣れの問題でもあるのでそのまま運用していました。

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ですが最近、野鳥観察に妻も同行する機会が増えてきて、もう少し使いやすい雲台は無いかと物色していました。フィールドスコープにはビデオ撮影用の雲台を組み合わせることが多いのですが、ビデオ雲台は動かしながら使うのが前提なので固定のために複数箇所(水平・垂直方向のロックが独立している等)の操作が必要で、今ひとつ私の用途にはマッチしません。やはり一発ロックできて欲しい。。

と思って探していたらこんな↓雲台を見つけました。

マーキンス Q10iQ-BK・BV-14 セット 野鳥・ビデオ撮影 中判用 BV-HEAD
野鳥・動画撮影に最適なマーキンス 中判用 自由雲台とBV-HEADのセット商品です。ビデオ雲台と比較して非常に軽量ながら動作が滑らかで超望遠レンズもピタリと止まりますので、移動しながらの撮影には非常に便利です。

自由雲台のヘッド部分を90度横倒しにして動きを制限させた上で、L字型のプレートを取り付けて機材を載せるようです。なかなかのアイディア、良さそうです。ですが、お高い、、気軽に購入は出来ない値段ですね。

これ、作れないかな。。

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