フィルムカメラのデジタル化 – コンセプト

2cameras

2台のカメラの組み合わせ方を考えてみる

こんにちは、リゲルインテリジェンスです。本年も宜しくお願い致します。

折角修理した古いフィルムカメラですがフィルム+現像代の高騰のため、気軽に撮影を楽しむことが難しくなってしまいました。そこでデジタルカメラのコンポーネントを組み込んでデジタル化にチャレンジしてみたいと思います。

直ぐにでもデジカメを分解して作業に入りたい衝動を抑えて、まずはコンセプト=何を作りたいかをきちんと考えて実作業にブレが出ないようにします。

  • 【大目標】古いフィルムカメラをデジタル化して気軽に撮影を楽しみたい
    • フィルムの購入費用や現像にかかるコストを気にしなくて良いようにする
  • 【条件等】
    • 元のフィルムカメラは改造・破壊したくない=直ぐに元の状態に戻せること
    • デジカメを作りたいわけではないので、オリジナルのフィルムカメラの使い勝手は出来るだけ残したい
    • 改造費は出来るだけ安くすませる(ホビーなので)

そうすると作成すべきなのは「交換可能なデジタルフィルム」ということになりそうです。カメラ本体は無改造であればオリジナルの機能のままフィルムを入れての撮影も出来ますし、作成したデジタルフィルムに交換してのお気楽撮影も両方楽しめるようにするのが良さそうです。

フィルムカメラは下の画像のようにフィルム室の蓋(裏蓋)を簡単に取り外すことが出来ますので、デジカメのセンサーを組み込んだ裏蓋を別途作成出来ればカメラ本体の改造をせずに済みそうです。

camera_back01

ただしフィルムカメラの裏蓋はそれなりの強度と精度が必要ですので、改造用の部品取りに同型のカメラをもう一台用意することにしました。ジャンク品などを利用すれば費用も抑えられるはずです。

  • 【用意したモノ】
    • 組み込み用デジカメ:ソニー製 NEX-5(ジャンク扱い品)、5,000円程
      (生まれて始めて買ったソニー製カメラがこのジャンク品でした。。)
    • 部品取り用フィルムカメラ:PENTAX ME-super(ジャンク扱い品)、1,000円程

既に6,000円程もかけてしまいました。これは失敗出来ませんね。。

改造に際しての問題点

まずはNEX-5を分解して今後の作業をイメージしていきます。分解自体は既にネット上に情報が多くあるので割愛しますが、改造に際していくつか解決の必要がある問題点が見えてきました。

  1. ピントを正確に出すための撮像センサーの固定位置
  2. デジカメ側のシャッターユニットの削除
  3. シャッターボタン押下の検出
  4. 電源(バッテリー)
  5. 小型・薄型化

実際に作業を進めるとさらに問題は出てくるでしょうが、最低でもこれらの問題を解決しないことには想定した「デジタルフィルム」は作成出来そうにありません。
次回以降、問題点の詳細を検証していきます。

 

 

 

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