手軽なPICマイコンの書込み手段が欲しい
こんにちは、リゲル・インテリジェンスです。
RP2040ベースでの低消費電力化が壁に当たってしまいましたので、ここは素直にPICマイコンにてどの程度改善できるか試してみることにしました。Chipの選定基準としては、、
・8bit、コアクロック10MHz程度あれば十分
・GPIOとして7〜8本は確保したい
・ADC必要(精度はそこそこで良い)
・機器に組込むのでSOPピッチ1.27mm品があること(工作しやすい)
・安い
秋月電子さんでパッと買えそうなものから下記を選びました。
PIC 16F1823
Flashが2KW、RAMも256Bありますのでかなりのことが出来そうです。検証用にDIP品を2個、実装用にSOP品を3個、2022年7月に秋月電子さんで購入しました。特にSOP品は110円という低価格もあり品薄状態が続いているようです。
開発環境のMPLAB X IDEは無償で使えますし、あとはPickitを購入すれば簡単なのですが、ここは「自分で作ってなんとかしてみる」を実践しようと思います。(お客様案件ではないので)
ともかくも書込みが出来れば良いという条件でざっと調べてみると、現時点では下記2つが有力候補のように思いました。
・Raspberry Piをベースした「Pickle」
・FTDIのFT232RLをベースにした「PicerFT」
我が家のラズパイは普段radikoの受信端末として働かせているので、PICマイコンの書込みのために毎回作業スペースに持ってくるのが面倒です、が書込みHAT的なものを作ればスッキリ出来るかな?、などと考えながら「PicerFT」のサイトを拝見させていただきました。これはコンセプト的にも素晴らしいですね、感服いたしました。
書込み専用治具にした方が後々ラクそうですし、早速秋葉原に行って秋月電子さんでFT232RLのボードを購入しました。
周辺回路は多少アレンジさせていただきましたが、Boot Camp + Windows11のMacbook(2017)にて全く問題なく動作しました。感動しました。
PIC16F1823を接続した様子です。
SOP品にもプログラムを焼いて、機器に組み込んでみました。
Seeed XIAO RP2040を隣に並べてみました。面積も小さく、高さも低く出来ています。
次ページにて消費電流の測定をしています。
コメント