ガラホのメールをiPhoneへ転送する

mail_original

SMSのQUOTED-PRINTABLE(QP encoding

私事で恐縮です。
妻のケータイ(シャープ製ガラホ)をiPhoneに機種変更したのですが、ガラホ内のメールを移すのにそこそこ手間がかかったので備忘録的にメモしておこうと思います。(もう役に立つことは無いでしょうが、、)

  1. ガラホ側のバックアップ機能で、連絡帳やメール、写真などをSD-Cardに移す。
  2. 連絡帳はvCard形式なのだが、フィールドをいくつか追加&修正しないとiCloudに取り込めなかった。

    Macのアドレス帳からエクスポートしたvCardにフォーマットを合わせます。

  3. メールは「.vmg」でバックアップされるので、ツールで「.eml」に変換する。
    ツールは下記を使用させていただきました。
    vmg2emlの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
    携帯メールのvmg形式のファイルをeml形式へ変換
  4. PCのメーラーからicloud.comのIMAPサーバーに変換したemlファイルを流し込めばOKなのですがメーラーによっては、添付ファイルが落ちたり日付がインポートした日時に変わったりとイマイチでした。一番素直にインポートできたのは試した限りではMac標準のMailアプリでした。ただし、複数のemlファイルを一度に取り込ませるとファイル一つずつでローカルフォルダを作成してしまうので、メールサーバーに移す作業が面倒になります。
    複数のemlファイルを連結するか、Thunderbirdでローカルフォルダに一旦取り込んで「.mbox」ファイルにすると作業がラクになります。
  5. やれやれ完了、と思ったらいくつか文字化け?してました。SMSのようです。
    =E6=96=B0=E5=B9=B9=E7=B7=9A=E3=81=AB=E7=8C=AB=E3=82=AD=E3=83=A3=E3=83=AA=E3=
    =83=BC=E6=8C=81=E3=81=A1=E8=BE=BC=E3=82=93=E3=81=A7=E3=82=8B=E4=BA=BA=E3=81=
    =8C=E3=81=84=E3=81=A6=E3=80=81=E4=B8=8D=E5=AE=89=E3=81=AA=E3=81=AE=E3=81=8B=
    =E3=81=9A=E3=81=A3=E3=81=A8=E3=83=8B=E3=83=A3=E3=83=BC=E3=83=8B=E3=83=A3=E3=
    =83=BC=E9=B3=B4=E3=81=84=E3=81=A6=E3=82=8B=F0=9F=90=B1

    これは「Quoted-printable」というエンコード方式で、データを全てASCII文字で送るために使うとのこと。

    Quoted-printable - Wikipedia

    なるほどです。デコードしてくれるWebサイトとかもあるようですが、SMSのメールが600以上あったので簡単なプログラムを組んで変換してみました。

    変換前

    Mac Mailアプリでの表示
    mail_original

    変換後

    Mac Mailアプリでの表示
    mail_decoded

    From: とTo: を加えるとメーラーでの表示も良い感じになりました。

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