フィルムカメラのデジタル化 – 試写

ME-super_backcase04

撮影時のフィルムカメラ側操作方法

手持ちのレンズ(smc PENTAX-M ZOOM 80〜200mm F4.5)をカメラに取り付け、下記のようにフィルムカメラ側の設定を行います。

  • ASA(ISO)を1600にデジタル側に合わせて1600に設定する
  • カメラの撮影モードはAUTO(絞り優先AE)かMANUALにする
  • ワインダーのモードSWはAUTOとし、ドライブモードはS(シングル)に設定する
    ME-super_Lens
  • ワインダーのシャッターボタンを半押しするとファインダー内左側にLED表示が点灯する
    screen

あとは露出(絞り、シャッタースピード)とピントを合わせてワインダーのシャッターボタンを切れば良いのですが、デジタル側のシャッターラグがありますので、シャッターボタン半押し状態で一呼吸待ってから全押し→撮影、を行う必要があります。ちょっとしたコツですが、撮影時に必ずファインダー内の表示(シャッタースピードなど)を確認してから全押しするクセを付けると良いかと思います。

実際に使用してみると「カメラってこんなに難しかったっけ??」となること請け合いです。当時のフィルムカメラの露出精度は低いのでどうしても露出は暴れますし、マニュアルのピント合わせも老眼には厳しいです。
シャッターチャージのためにワインダーのモーターは派手な音を出しますし、手ブレ補正ももちろんありませんので細かなブレが結構気になります。
あと今回の構成では仕方の無いところではあるのですが、撮影後のSDカードを確認すると結構な枚数の黒画面(シャッターラグ待ちを忘れたり、半押しのみで撮影を中断したりで発生する)があります。

もちろんデジタル一眼カメラを使う方が便利さやラクさは遥かに上なのですが、フィルムカメラの持つ「写真をじっくり撮る」感覚と現像してみるまで結果が分からないドキドキ感は独特で楽しいものです。一台のカメラで簡単にフィルムとデジタルを取り替えながら使えるのは結構良いなと思った次第です。

Neko
PENTAX ME-super digital + smc PENTAX-M ZOOM 80〜200mm 1:4.5
※ リサイズのみ、露出が暴れがちです

enaga
PENTAX ME-super digital + smc PENTAX-M ZOOM 80〜200mm 1:4.5
※ 中央部を強トリミング、動き回る野鳥の撮影は難しいです

コメント

タイトルとURLをコピーしました